折箱について
折箱について
江戸折箱のできるまで
江戸折箱のできるまで
新宿パークタワー7F OZONE「とうきょうの木」ショールームにて当社江戸折箱と木のストローを展示中です。ストローの巻取り機を開発しました(製品のご紹介欄のストローを参照)。ストローは要望に応じて受注生産します。
厚さ1mmのエゾマツのハラズの板(張っていない板、単板)を澱粉のりで張り合わせて合板にするところから、手作りで作る弊社の最高級の経木折箱(江戸折箱)の作り方を簡単に紹介します。
木型
硬い木を細く切り、箱の寸法に合わせて木型を作ります。
フレーム
合板にしたエゾマツの木目(繊維)の通った長い板にガリガンナと呼ばれる鉋で繊維と直交方向にV字の溝を入れます。溝は正確な角度でV字の最深部が透けて見えるよう紙一枚の厚さを残して刃を入れます。それを箱の深さに切り落としてフレームを作ります。
底板・フタ
箱の寸法に合わせて断裁機でカットします。底板はエゾマツを使い、フタはエゾマツやアカマツのロータリー切削した単板を使います。
箱の完成
細長いエゾマツのフレームの溝を折り曲げてマチをのりと両面テープで止めます。こうして四角形に組んだフレームにエゾマツの底板をのりで底付けします。箱20個を1本として重ねて底を付けて、重ねた20個の上下に蓋を挟んで結束して仕上げます。仕上げの前後に専用の拍子木のような木の棒を使って形やねじれを整えます。